発酵料理家たやまさこです。
先日、高齢者大学35名の皆さんが高島へ来てくださいました。
「湖北の発酵食品を味わう」
場所は白湖さんをお借りしました。
週末だけおむすび屋さんをされてます。
高島は湖西にあたるんですが、発酵食文化が今でも受け継がれている町なんです。
味噌、漬物、鮒鮨、なれ鮨、へしこなど、家庭で毎年作られてる方が今でもいらっしゃいます。
身近な食材を保存する発酵食文化。
若狭から京都に抜ける鯖街道。朽木地区ではへしこや鯖のなれ鮨、鯖そうめん。
琵琶湖側は鮒鮨。
畑で採れた野菜は漬け物に。味噌は寒の水で作る(寒の水は、冷たく雑菌が少なく、この水を使って作ると美味しく出来ると言い伝えられてます)
大豆も麹も、漬け物用糠も、野菜も材料が地域で手に入る高島。
寒暖の差もあって発酵に適した風土、そして水が美味しい高島。
無駄なく使う。その方法に発酵が使われてきました。
受け継がれていくように、私が出来ること。諸先輩から受け継いで、そして次の世代へ受け継いでもらえるように。
地区でお味噌作ったり、発酵料理会をしたり地域活動も続けていますなどのお話もしながら。
みなさん熱心に聞いてくださり、あっという間に90分!
講義後は、発酵ランチと事前鮒鮨とお酒の予約を頂いて喜多品さんのご合意で鮒鮨と甘露漬けと、萩の露さんのお酒。
お料理の写真は撮る間がなくないですが、みなさん喜んでくださいました。
ごはんは、白湖さんに炊いていただき、お代わり続出!ごはん美味しいと感動されていました。
沢山の方に、高島の暮らし、発酵食の素晴らしさをお伝えできる機会を頂けて嬉しいです。
私達とって発酵は暮らし。
知恵と工夫の営み。
ぜひ、高島の発酵時間、体験してください。