発酵料理家たやまさこです。
ワークショップやお料理教室で、お伝えする時大切にしていることがあります。
それは、手取り足取りしない、なぜそうするかの知恵と工夫を伝え、ほかにも活用できるよう身に着けていただく。
例えば、へしこを漬ける時縄を使います。
嫌気性にするためです。なぜ嫌気性にするか?
お味噌を仕込んでカビが生えるのはなぜか?そこから説明させていただいています。
カビが生えないようにする仕込みごとに活かしていけるんです。
何を学ぶかから、なぜ学ぶかの思考になると、点の知識を線として繋げ面にしていけるんだと思います。
点を線にしていくには「考える」プロセスが必要。
この「考える」ことが今の時代少なくなっているのかもしれません。
〇〇はこういう意味でするんですか?という問いにはお答えしますが、答えだけを求められる時は、ご自身でやってみてくださいとお伝えしています。
色んなお教室・講座に参加したものの、ご自身が思うことが身についていないのなら、それは点でしかないからだと思います。
情報が溢れ民間の認定講座もすごく増えましたが、なぜ学ぶかの視点を持つと、点から線・面へと世界が広がると思います。