発酵料理家たやまさこです。
先日、講で開催された「湖里庵in講大津百町」に行ってきました。
琵琶湖畔・海津に、天明四年(1784年)創業の鮒寿し老舗「魚治」の料亭「湖里庵」さん。
2018年9月4日、台風21号によって被害に見舞われ琵琶湖畔での再建までの期間限定で、講に湖里庵をオープンされています。
滋賀の食文化を発信すること。
今回は、鮒寿しや捨てられてしまう「ニゴイ」を美味しくいただきました。
一皿目は氷魚のジュレ、鮒鮨飯、葉わさび甘酢、鮒鮨甘露漬け、鴨ロース、手長エビ
二皿目は、
ニゴイの椀もの。
小骨が多いニゴイですが、鱧のように骨切りされていて、とても美味しいです。
そして、コゴミが切ってあるんです〜。
三皿目はニゴイのあらい
生臭いものが超苦手な私が美味しく食べられました。
四皿目は、炙り鮒鮨〜。炙ると味も食感も別物で、新感覚!大根のスライス、のんきぃふぁーむさんのスライス餅。食材の素晴らしい出会い~。新発見です!
五皿目は、氷魚が鮎になったばかりの、滅多に味わえない鮎!身がしっとりしてて、清らかお味でした〜。
六皿めは、鮒鮨飯のカルボナーラ風。通常のカルボナーラの数倍あっさりしていて、それでいてコクがあって、チーズが入っていないのに、高級なチーズの風味!
七皿目は、鮒鮨の頭の部分を炙ったお吸い物。日本酒にも合うんですよ〜。上から底に行くほどに、酸味が増して、とっても美味しい。
炙った頭はトゥルントゥルン♪乳酸菌で分解されて、硬いはず頭がトゥルントゥルン♪お腹がリセットされて、もう一回最初から食事が出来そうな感じです(笑)
八皿目は、モロコ。まずは塩焼きから
生姜醤油で
さっと醤油が塗られて香ばしい
丁寧なお仕事は、噛みしめる度に、満足度が増していきます。
〆は鮒鮨茶漬け
デザートは七本槍さんの酒粕で作られたアイスと、マキノ産のイチゴ、もなかは炙られてあるので、香ばしくってパリパリで〜。
細部まで丁寧なお料理でした。