発酵料理家たやまさこです
3月に作ったお味噌が完成し、仕込まれたメンバーさんが集い「お味噌開封の儀」をされました。
うちではお味噌を個々で持ち帰らず、みんなで一緒に瓶に仕込んでいます。
それは菌たちが住む世界を2キロではなく、10キロの広い世界で仕込む。
集うメンバーさんの菌たちが、麹の力と共に一つの瓶で発酵していく。
25キロのお味噌は3個の瓶に♪
何とそれぞれ味が違うからびっくり~
今年も美味しくできました。
縁側で七輪&発酵料理がスタート
皆さんがお味噌を詰めてらっしゃる間に、ジャガイモを焼き
今回はじゃがバターとへしこのオイル漬けで味わっていただきました。
夏場は様々な発酵調味料で味の刺激が楽しいけれど、秋も深まると、ゆっくり素材を味わう方が私的にはいいと思うので、今回はキノコから出る旨味や
昆布出しで味わうお味噌
それぞれ味の違うお味噌を楽しみました。
何故昆布出しかというと、一番味噌の味を感じやすいから。カツオやじゃこのだしだと、その香りが味噌より感じるので。
自家製アジの干物を狙うクロ!美味しいものをよく知っています。
カツオ醤油麹漬けをさっと炭火で焼いたり、しゃも肉は野菜とグリル
定番の油揚げに、箸休めの和え物など
〆は卵かけごはんに地鶏のすき焼きをのせて
卵かけごはんは炊き立てご飯に白身ふあふあになるまで混ぜ、卵黄をのせて、すき焼きをIN
すき焼きは少し濃い目に味をつけて、味変に山椒の粉をぱらりと
天才!と褒めていただきました~
なぜ唸る美味しさが作れるかというと、完成イメージがあるからです。
完成の味にどうすればいいか?私の場合、脳内で味覚センサーが働き、手が動き作れる感じです。
無理に絞り出したものは、純粋さがなくて、体内で調和しないような・・・。
私のお料理をほめてくださる方は、この感覚を好んで下さっているんだと思います。
今年も冬、グループでのお味噌作り受けたまわりますので、お気軽にご連絡くださいね
氷砂糖と蜂蜜で煮た梅と岩茶でほっこり