発酵料理家たやまさこです。
いろんなものが発酵しやすい季節になりました。
そろそろぬか漬の季節♪
秋から春までは、気温が低くぬか床の生育が静かなので、うちでは塩で蓋をして、5月頃までお休みさせています。
去年、へしこのアラが出るたびにぬか床に入れていたら、魚の脂質が多かったようで、混ぜるたびにねっとり油分が手について、味も微妙に‥。そのまま上から塩をしてお休みさせていたせいか、開けてびっくり!
ぬかの色が、ドブ色!香りも美味しくない!表面は小さな気泡がいっぱいで気持ち悪い状態!
美味しい香りのところまで、取り除くと、あら〜。神聖な領域にたどり着きました。
塩で蓋をしていたけれど、真ん中くらいのところはちょうどいい塩分(いつもは辛いので捨て野菜をどんどん漬けて、塩分を抜いてました)
上から新しいぬかと塩水を混ぜて、ちょうどピリ辛の発酵調味料が残っていたのでそれも入れて。
早速、きゅうりを漬けてみたら、めっちゃ美味しく漬かってました。
今日は漬物用間引きのメロンとパプリカ
去年は、ポリの容器はあまりよくないかなぁ~と思って、陶器の容器に変えたら、ポリの中で暮らしに慣れた菌たちにとって、陶器は住み心地が悪かったみたいで、発酵のバランスが一気に悪くなったんです。
空気が入ってくる量や、温度の変化が違ったんだろうなぁ~。
もう一度、ポリの樽に戻したら安定しました(笑)最初から陶器だったら、それはそのままOKだったんだと思います。
発酵の営みが大まかわかっていると、その時その時の対応が出来るんです。繰り返し暮らしの中で続けること。菌との交流、発酵の醍醐味です。
発酵は暮らし。