発酵料理家たやまさこです。
先日湖のスコーレさんにて、10%Iamさんのご飯に合うセットを使って、味をどのように組み立てていくかの講座をさせていただきました。
ご参加くださった皆様、企画してくださった湖のスコーレさん、島根から駆けつけてくださった平井さん、10%Iamスタッフさんありがとうございました。
10%Iamさんの商品は発酵の過程で美味しさが増すことを計算されているので、そのままでも美味しいですが、シンプルな材料の合わせ方で、深く美味しいお料理を作ることが出来ます。
ごぼうと紫蘇の南蛮味噌はうま味と辛味、風味を活かし
辛味をやわらげ、コクをプラスするために練りごまを混ぜました。これを豆乳等で溶くと、お鍋などのつけたれに早変わり。何で溶くかで味を変化させていけるんです。
炒めたひき肉にちょっと混ぜるだけで、すごく美味しい肉みその出来上がり。
ごぼうと紫蘇の南蛮味噌をかつおだしで溶いたものと水で溶いたものを味見。
水で溶いただけでも美味しい~とご感想。うま味を添加されていないので自然の美味しさを感じるからです。
(原材料でアミノ酸やグルタミン酸Naなどが使っている場合、うま味が足りないので添加されています。)
どのお料理に合わすか?うま味がある食材で、あっさり食べたい場合は水で溶いたものでよかったり、自分がどの味にしていきたいかで、変えられることをお伝えしました。
塩麴漬けサーモンは、うま味と塩味を活かして
モッツラレラと和えることで、淡白な味にうま味と塩味がのる
生クリームと合わせるだけで、すごく手の込んだソースになります。
コチジャンは、辛味をやわらげ色を活かしてみました。
合わせたのは牛乳とくず粉!とろみをつけた事でディップとして使っていただけます。
実は片栗粉でとろみをつけるはずが、使い切ってしまってくず粉で代用したところ、プルプル感がとても良くって、斬新さに皆さんびっくりされてました。
韓国カラ揚げもコチジャンを使えばあっという間に美味しくできます。ここにマヨネーズを混ぜて揚げた魚介に合わせたり、味をどんどん展開させていけることもお伝え。
色んな味を知ることで、味を組み立てていくことが出来て、これとこれを合わせたら絶対美味しい!とイメージが膨らんでいきます。
デザートには奈良漬けとチーズとケールの商品を使って、クリームチーズと和えクラッカーにのせました。
合わせるクラッカーは香ばしさがあるものを合わせて、その意味は塩味があるクラッカーだとチーズや奈良漬けの塩味と重なり、塩味・コク・クリーミーさのバランスが調和しないので。
口の中で広がる味や余韻、鼻から抜ける香りなど、何かが突起していると刺激になるけれど、そればかりだと食べ疲れしてしまいます。
咀嚼も調理道具。
私はお料理がカラダの中にしみわたっていくイメージを持ってお料理しています。手間を惜しまず作られた商品は優しく寄り添ってくれます。
人が良くなると書いて「食」