発酵料理家たやまさこです。
昨日は姉夫婦たちも来てくれて、母のお誕生日会と父の一周忌もかねて食事会をしました。
実家は家業をしていたので、いつもバタバタと家族がそろって食事をすることも少なく、家族団らんの記憶もあまりなく、誰かのお誕生日を祝うこともなかったな~と思い出しました(自分の娘たちにはお誕生日会してましたけれど)
人は試練というのかも知れないけれど、人生の課題を一個ずつクリアにして、辿り着いたところは、ただただ穏やかな世界でした。
攻め合ったり、批判したり、互いの正しいという正義感がぶつかったり、
我慢や傷ついてきたこと、先祖代々引き継がれてきたDNAの思考の影響もあるんだと思います。
起きた出来事に対して、自分の気持ちに気づき内観をしていくか、ただ相手や自分を責めることで終わるかで、結果は違ってきます。
ここ数か月、母が長年心とカラダにため込んできたものを、紐解いてきました。
命令口調からお願いできるようになり、この間はヘルパーさんがいてくれる間に買い物に出て帰宅したら
「どこに行ってたん?」と言った母に「私がいなくて寂しかったん?」と冗談で聞いたら
「うん、寂しかった」と答えた母。
素直に気持ちを言葉にできるようになりました。
言いたかったことを飲み込み我慢をしたり、相手に伝えることをやめてしまったり、怒りで表現してしまったり、その時の気持ちってなくなることなく心とカラダに蓄積していきます。
そして、自分で思考の枠を作っていくことになり、この枠はまた同じことに巻き込まれてしまうというパターンに。
この枠を私は身体の緊張を緩め、抑え込んでいた気持ちが出てきたら内観をし外していきました。私が自分の枠を外すと、がっちり組まれていた家族のマイナスの関系が、見事に好転していったんです。
穏やかな母のお誕生日会
そして、父の遺影には大好きだった麹漬けやお餅をお供えして。
飼い猫のクロが何やら会話をしているようでした。
もう大丈夫やで
近々内観講座始めさせていただきます