発酵料理家たやまさこです。
先日、あっちこっち美味しいもの市滋賀県編を主催して下さった野菜菓工房 楓fu-さんの所へ伺ってきました。
古株牧場さんのチーズとジェラード
近江佃煮庵遠久邑さんの佃煮
アレルノン食品さんのお米から生まれた植物性ヨーグルトと米マヨ
なんと滋賀県の地図まで作って皆さんにわかりやすいようにしてくださってて。有難い~
九州はお醤油も甘く、よもぎ餅に芋あめをつけて食べる甘い味の文化。
発酵食文化があまりなじみがなく、お漬物の種類が少ないのも気候に合わないからなのかな?
その土地にあった食が文化となる。
独特の滋賀の食文化ですが、「食べてみたい」と思っていただけたのも、丁寧に丁寧に商品のこと、滋賀県のことを伝えてくださったお陰です。
購入してくださった方々からも、初めて食べたけれどとても美味しかったと、喜んでいただけたそうです。
ありがとうございます。
素敵なご家族のお店と暮らしに触れさせていただいた、豊かな時間。
鮒鮓の食べ方をお伝えすることも出来、滋賀県の発酵食文化に触れていただけました。
飯と端っこはみょうがとなめろうに、ご飯には鮒鮓の飯と塩を混ぜてすし飯風に、頭は昆布出しに入れてお吸い物に。そのお吸い物に飯を混ぜたご飯を入れてお茶漬けに。
私達は腹痛・消化不良・風邪・頭痛などの時、薬代りに食べる事や、ハレの日、日常の食卓にも欠かせないもの。
そして、湖魚が身近にある暮らしの保存食。
先人の知恵は本当に素晴らしく、その土地にあった保存方法が今でも受け継がれています。
塩に漬けると腐敗しないって、今なら普通のことだけど、昔の人はどうやって知ったんだろう?なんてお話も交えて。
捨てるところがない鮒鮓、美味しい!と喜んでいただけました。