発酵料理家たやまさこです。
お天気にも恵まれた1月21日✨テーブルにもみの木とお野菜と、くり抜かれた木の中にローソクが高島市今津の大興 さんがこの日のために作ってくださった、お米からできたローソク✨
一部の講演では、私も登壇させていただきました。
奥田シェフお話は、地域を活性するにとどまらず、人生にも当てはまるお話で、皆さん奥田シェフの一言一言に感銘を受けていらっしゃいました。
とても印象的だったのは、幸せの物々交換、「みんなが求めているのに無いもの」、競合しない=戦わないという選択。その根幹にあるのは「周りの人が幸せになれば、自分も幸せになる」という奥田シェフの幸福論。
まず、生産者を幸せにする。男性の幸福論「夢・誇り・安定」、女性の幸福論「毎日の小さな幸せ」
山形庄内の場合は、庄内を食の都に、と「夢」を掲げ、食材の価値に気づかせて「誇り」を持ってもらう。価値に見合う額でレストランが買い上げて生活を「安定」させ、そして奥様にはレストランのケーキや料理を手みやげにするなど「小さな幸せ」の交流を重ねていく。
そして、地方再生のレシピにも書かれているように
本から抜粋
自分の暮らすところを再生するには、自分の地域を世界から見て、何があって、何がないか、何が長所で短所かを知ること。
世界の中で、日本の中で、何がオンリーワンなのか、これがわかると、なぜ自分の地域にはこんな料理だ残っているのか、なぜこんな味がご飲まれているのかがわかります。
そしてこの先の未来に、どんな料理が生まれてくるのかも見えてきます。
地域に残る在来種、伝統野菜、そして発酵食文化もその地域ならでは!私達が住む、滋賀県をそのように分析すると、本当に素晴らしいものが残っています✨まさに今回の「湖国の素材 発酵 食からはじまる地域デザイン」の深いお話でした。
その地の食材の声を聞き、食材のささやきを一皿の上に現す✨そこに関わる人々の幸せ感に充ち満ちた雰囲気の中に身をおく喜びが、また大きな循環を生む✨
それはそこでしか味わえない、細胞レベルで染み渡る味、感覚✨
うまく表現できませんが、そのヒントとなる奥田シェフが書かれた「食べもの時艦」は私の座右の書でもあります✨
講演会と宴の様子は、プロのカメラマンさんとライターさんが記事にしてくださるので、記事が出来次第upさせていただきます。