発酵料理家たやまさこです。
月曜火曜と連日で、ひと樽へしこ漬けワークショップを開催させていただきました。
糠はグリーン藤栄さんの無農薬!身近に無農薬のお米を作ってくださる農家さんたちがいてくださるお陰で、大量の糠も手に入ります。今回二日間で、40キロ使いました〜。
用意するのは、塩をした鯖、鷹の爪、米麹、糠(鯖から出た魚醤が足りない場合は、塩分濃度14%の塩水)
糠、糠を詰めた鯖を並べて、また糠で蓋をするを三段繰り返し、最後、空気が入らないようにして、中蓋、重し(つけた鯖と同じくらい)をして、上からビニール袋をかけて、一年間寝かせます。
皆さん、自分ちで管理することに不安お持ちですが、大丈夫です。発酵の家に、菌が住みやすいお家にしていけば、年月とともに発酵のお家になって行きます。
そして日々の生活をどう暮らすかで、発酵の手も育てられます。
私の手は発酵が進みやすく、多分、酵母系なのかも?
今回ひと樽つけていただいたのは、小さな文化を味わっていただきたかったから。
学んだことを自分の環境ですると、少し違って来ることもある。けれど、その中で自分の環境に合うよう工夫をする。
そこが大切なんだとおもいます。
こうかな?ああかな?じゃぁ〜こうしてみたらどうだろう?発想はどんどん広がります✨
昔の人の発想は本当に素晴らしく、よくそんな考えができたなぁ〜。と思うことがたくさんありますが、工夫から工夫が生まれて、閃きに繋がる。閃きは、目には見えないモノからのヒントでもあるんじゃないかなぁ?
お料理をしていて、一味足りないと思う時、どこからか、これを入れるとこうなるよ〜と示してもらうことがあるあの感覚。
色んな方から、どうやってそれを思いついたの?と聞かれるけれど、工夫と経験の繰り返しと、とらわれない感覚。
失敗したらどうしようって思わず、失敗も経験で、こうしたらダメを知る機会。
私が進化し続けるのは、そういう日々を送っているから。
他の人と目線が違う私。色んな方と過ごすと自分が見えてきます。
昨日へしこをつけてから、パパっと着替え、東京へ。コートに糠をつけたままでした(笑)