発酵料理家たやまさこです。
急遽決まった富山行き。
発酵デザイナー小倉ヒラク君にアテンドしていただくというスペシャルな日。
一緒に行く友人と三人の日程が13日!高岡に10時集合で、12〜14日娘が偶然帰省予定とぴったりスケジュールがハマり、13日母ショートステイの準備を娘にお願いして一泊で富山へ。
集合場所の工房だけ伺って、後どこに行くのかなぁ〜誰か他の方もいらっしゃるのかな〜な感じで高岡へ(笑)
お伺いしたのはモメンタムファクトリーさん
今回コースター作りを体験させていただきました。
銅板に糠を塗ってバーナーで焼き、酢酸溶液を何度か塗布し、アンモニアが気化したところに置くと色が鮮明になる。
糠を塗るのは、焼きむらを出すため、焼き時間、冷却のタイミングによって唯一無二のものが出来上がる。
昔からある技法だそうで、先人たちの素晴らしい知恵に触れさせていただきました。
昔の人の知恵はすごいなぁー。
発酵の世界もそうだけれど、無からあみ出された一番最初はどやって生み出されたんだろう?
数年前から、天の采配を感じることが増え、力むことも、手繰り寄せる労力なく、すべてベストタイミングで物事が運んだり、ヒントが欲しいと思ってる方の前に私が現れるようで、なんで会いたいと思っていたのがわかるの~とびっくりされることも増えました。
発酵のことをされてる方が「菌が呼んでる」と表現されますが、まさに目には見えない世界からのアクションを受け取れるセンサーがONになっているってとても重要なんじゃないかと思います。
工房を後に山元醸造株式会社様の蔵見学をさせていただきました。(写真は一緒に行ったお友達)
江戸時代から現代までの歴史を感じる、お目にかかったことのないスケールの大きい蔵でした。
木樽には脈々と受け継がれてきた菌達が無数に居るんだろうなぁ〜。
戦時中は材料不足で、化学的なものを使わざるをえなかった。それが食卓を支えてきた。
それを汚点と表現される方もいるけれど、汚点ではなくて必要だったんだよねぇとヒラク君。
今は蔵見学はされていないところを、ご縁をいただきありがとうございました。
今回こちらのイベントに参加させていただき、高岡も発酵で街を盛り上げていかれるそうです。
立ち上げのメンバーさん熱い想いに触れさせていただけた、いい時間でした。
おまけ
夜ご飯ふらりと入ったお店で、素敵なご夫婦に富山のオススメをお伺いしたらお話が弾み、色々お相伴させていただきました。
隣の他のお客様からもお裾分けをいただき
楽しい富山の夜を過ごしました。