発酵料理家たやまさこです。
音と、静けさ
食と、静けさ
言葉なく、分かち合い
言葉なく、深みを見つめ
言葉なく、感覚に耳を澄ます
静かな食卓へ
Farmoonさん主催の会
会話をしながら分かち合う楽しさしか知らなかったけれど、会話をせず食事を楽しむことは瞑想のような。
佐々琢哉さんが奏でる音に誘われるように、身をゆだねねて自分を感じるひととき。
音の響き、広がり、鈴虫の鳴き声、車の音、下から聞こえる台所の音や香り
自分が今何を感じているのかは、さまざま。
空間にとけていく心地よさ時間さえも感じなくてとろとろに。
その感覚のままお食事が始まり
やさしく食器を置く音
盛り付けされている手から生み出されているモノを感じながら、一皿一皿、入っているお野菜をこれは何だろう?と味わう。
会話をしない分、お料理に意識が向き、空間からみなさんの幸福感を感じる幸せな時間でした。
言葉で伝えることが出来る事と
言葉がない分感じて伝わる事
自分が感じるモノの奥へ
言葉は伝わるようで伝わらないことがあるなぁ~と感じていて。
体験した人の言葉はその人の体験で、そこに憧れを持っている人は、その言葉(情報)を受け取るけれど、自分の体験じゃない。
昔、自分探しをしていたこともあったので、憧れたり真似したりする気持ちもとってもよくわかります。
美味しいお料理を食べている人と、それを解説してもらって食べたように感じているのでは、まったく違うなぁ~。
言葉で説明されない分、自分の感覚をより大切に出来た時間でした。