発酵料理家たやまさこです。
先日平和堂センター様からご依頼をいただき、高島の発酵を楽しんでいただく「発酵めぐり旅」に同行させていただきました。
1軒目は天平フーズさんでキムチ作り。
市販のキムチって、カット野菜をキムチの味のする調味液に漬けてあるだけで、賞味期限も長く、乳酸発酵していないものも多いんです。
乳酸発酵させてあるキムチは、酸味が出てくるので、発酵させてあるかはそこで判断できます。
天平フーズさんでは、白菜の葉1枚1枚に塩をすり込み
重しをして水気をきって、ヤンニョムを1枚1枚に塗り込むのも、すべて手作業でされてるんです。
ヤンニョムがまんべんなく塗れたら、ひとまとめにして、袋に入れて空気を抜いて数日したら完成です。
キムチは乳酸菌による発酵です。この乳酸菌が嫌気性環境を好むので、ビニールの空気を抜いています。
どう保存するかって、理由があるんです。嫌気性と好気性、両方合わせた保存方法など。
自分でも何度も作ると、なぜ失敗したのか?美味しくなるにはどうすればいいかがわかってきます。
塩分濃度・保存環境・温度など。
昔の人はどうやって、あみ出したんだろう?すごいなぁ~と発酵の深さに触れる度感動します。
今回、天平フーズさんでキムチ作り体験させていただき、手間ひまを惜しまないからこそ出せる味!納得です。
ランチはラシーヌ針江さんで次回の記事に続きます。