発酵料理家たやまさこです。
2021年もご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
出来ること出来ないことの振り幅が、驚かれるほどの私ですが、心優しい方々にサポートしていただき、充実の日々を送らさせていただきました。ありがとうございます。
大雪に見舞われた高島。
雪が降らない事が当たり前になっていたことに気づき、自然から多くのことを教えてもらった年末。
どんな状態でも、何をみて何を手にするかは自分次第。すり抜けるように好転に導いていただいた年末でした。
雪が降ると家に籠るので、色々発酵食を仕込みました。
鮮度良いウグイの稚魚を塩漬けしておいたので
臭みなく漬かるよう、内臓処理と、水気の処理をきちんとして、美味しい早熟鮓が完成しました。
自分がどのような味にしたいか?今までの経験を活かし、臭みの素について調べたし、実践もしてきました。
母が大好きな麹漬けも作りました。
大根に塩をして、しっかり重石をして水気を出す行程。
国産のニシンが手に入らず、野菜のみで作りました。(昆布多めに)
麹漬けは、大根と麹のW消化酵素によって、食べ過ぎなどの胃の疲れを労ってくれるお漬物。
昔はお正月のお客様が来る日に合わせて、大根を漬け、訪問日に出来上がるよう漬けてました。
冬は熟鮓、麹漬け、その他漬物が食卓に並んでいたのは、消化力が落ちやすい冬、カラダを労る為でもあったんだなぁーと、発酵の深さを知ってから、先人の知恵の素晴らしさに感動しています。
発酵食文化が根付いている高島。
発酵食は保存食、食べるから作る、作るから食べる、暮らしの一部です。
特別でもなく流行りでも無い、淡々と美味しく作るための工夫をする作業。
冷え込む地域だからこその味。
その味を自分の地域で美味しく出来るよう工夫をする。
菌の声をどれだけキャッチできるかなんだと思います。
レシピ化できない世界。
2022年は自分を整え美味しいものが作れる感性を磨く講座をさせていただきます。
自分が整うと美味しいものしか作れないし、すべてのタイミングは合い、小手先ではなく内側からあふれ出す光の世界へ。
ご興味ある方は、ご連絡ください。
喜び多き一年に♪
皆様、2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
発酵・料理家たやまさこ