発酵料理家たやまさこです。
在宅介護の母、認知症の父、W介護をしています。
父が認知症になり3年。夜におはようと起きてくるようになり、壊れたおもちゃのように、引き出しを開けたり閉めたり、物がどんどんどこかに片付けられたり捨てられたり(苦笑)
やめるよう言うと、手を出してくることもしばしば。
母の入院もあり、3ヶ月老健にお世話になりました。
そして、グループホームが決まり、母との時間を過ごさせてあげたくて、2泊3日mammaで過ごしました。
2日目は、父の兄弟、私達三姉妹と旦那さん、総勢9人が集まり、両親を囲んで食事を企画。
カメラマンさんに、両親それぞれの写真と食事風景を撮っていただ来ました。
お天気も良くて、心地いい日差しが、みんなの顔を照らしていて、穏やかな時間でした。
みんな居る時は、どこが認知症って思うほど受け答えが普通だったのに、みんなが帰ると、ウロウロし出し、色んな物を触り移動させる父。
そして外に出ようとするので、お手伝いをしてもらう事に。
洗濯物たたみ
掃除機をかけてもらう
あれ?便の臭い匂いが!リハビリパンツを履いている父。
みるとやはり!そして軟便でベッチャリついてる〜。
匂いにクラクラしながら(苦笑)処理した後シャワーして。
夜は両親揃って、晩ご飯
夜中に出ていかないように(笑)
無事朝を迎える〜。朝は道の駅のお買い物行ったり、畑で鷹の爪を収穫。
暑そうだったので農業帽子をかぶって。
草むしり中は飼い猫クロが、父を見守り(笑)
ニンニクの皮むき
手持ち不沙汰にならない工夫って大事だなぁ〜。父を友人の3歳児を預かっているつもりで接すると、ストレスがたまらないことに気づきました。
お昼、父の友人が訪ねて来てくださり、懐かしい話がいっぱい出来た父。
午後、グループホームに送っていくとすんなり部屋で寛ぎ一安心。
2泊3日父と過ごし、母のように便が臭くなく、軟便ではなかったら、介護がもっと楽になるし、臭いを消すためにキツイ香りの芳香剤を使うこともなくなる(うちは使ってませんが)
発酵料理を取り入れる所が増えるよう、私が出来る事は、もっと良さを明確にして、安価でパッと取り入れやすい方法を色々考えてみます。
今、私達が出来る事は、消化力が落ちないようよく噛む事、腸内環境も整えておく事、自分の歯で食事ができるよう口腔ケア、筋力を保つ事も大切だと実感しました。
衰えてからするのではなく、若いうちから心がけておく!大事ですね。
そして、ウロウロ動き回る人向けに、施設にちょっとした迷路があって、歩いている間にまた施設に戻るそんな工夫があると楽しく、スタッフさん達の労力も軽減出来たら良いのにな〜。
家では元気な認知症の両親を見るには限界があって、施設の存在は家族にとって有り難いです。
両親が貯めてくれていたものがあるからこそ、入所ができる。
自分も子供に負担をかけないようできるか?難しいだろうなーと思うと、ピンピンコロリ逝けるように(笑)
“発酵を活かした介護は、これから必要になってくる気がします。” への2件のフィードバック
はじめまして 大津市に住んでいむす。小松さんとfacebookで友達になとていることから、イベントの書き込みから、他谷さんに行きつきました。熊本が実家です。母が、6月に胃ガンになり、その後、舌に苦味を感じると言って、食事が食べられなくなっています。好き嫌いも多く、同居している妹が苦労しています。他谷さんの料理に母が食べられるようなヒントがたくさんあるように感じられました。書かれているものにイイネをしました。また、読ませていただきます。いつか、お会いできる日がくれば嬉しいです。突然メッセージして申し訳ありませんでした。
岩崎様
コメントありがとうございます。
お母様も、介護される方も、お辛いですね。
食べ物が消化しきれないと出してしまうし、食べないと体力つかないし、苦味を感じられてると食も進みにくいですね。
うちも最初は、ご飯や野菜、タンパク質を発酵ポタージュスープにして、口にしてもらってました。
食べられそうなものを麹の分解力を使って、召し上がっていただけると。
何かのヒントにしていただけたら嬉しいです。