発酵料理家たやまさこです。
先日、栗東にあるもんぺおばさん田舎工房で、鮒鮨の付け方を教えていただきました。
まずは、塩につけた鮒をきれいに洗って。
カネのタワシで、皮が綺麗になるまで。青ひかりな感じ。
洗えたら、エラのところにペーパーを詰めて、水気をきちんと取って、洗濯ハサミで吊るして、扇風機をかけて乾かせます。
このきちんと水気を乾かす事と、綺麗に洗うことがポイントのようです。
ほんとうに漬ける人や置く環境によって味が全く違うから面白いです。
あとは、お腹の卵を潰さないようにご飯を詰めて、樽にビニール袋をかぶせ、ご飯を1cm厚さの敷きつめた上に鮒を並べて、ご飯を敷き詰めるを繰り返して。
最後、袋の口を閉じ(結ばない)三つ編みにした縄、中蓋をのせ、またビニール袋をかぶせ、上に重石を置いて、またビニール袋をかぶせる。
これは、雑菌が入らないようにと、嫌気性の環境作り。これをやっておくのとおかないのでは、開けた時の仕上がりが違うんです。
初めて漬けられる方もいらっしゃって、この順番が覚えられない!と四苦八苦されていましたが、何の為に、ビニール袋をかぶせるのかを理解すると、自ずとわかる事なので、説明させていただきました。
何でもそうですが、何故それをするのかを理解すると、他にも活用出来たり工夫に繋がっていきます。
感じる力は考える力へ。自分で考える力をつける事は、人生においてもとても大切な事だなぁーと思います。
インプットした事はアウトプットしてこそ、自分のものになっていきます。