発酵料理家たやまさこです。
今回このイベントに参加しよう!と思ったのは、懐石料理とお酒は絶対美味しい!と勘が働きました。
中島舞宙音さんのお料理はどれもこれも素晴らしく、季節のやさしさと、その奥に丁寧さを感じるお料理でした。
お品書き
まず一皿目は、胡麻豆腐にふきの葉の素揚げ椀物×醍醐の泡
お出しが昆布としいたけかな?でも長く浸けて戻したというより、さっといい旨味だけを引き出したようなキレのいいお出し。干し椎茸のお出しって、口の中で最後まで主張があるイメージが、あまりの美味しさにびっくり~。
二皿目は、八寸×五人娘吟醸
桜鯛寿司、焼き酒粕(寺田本家)、どんこ、わらさから揚げ、わらび、ホタルイカ、柚子餅、桜人参、焼き筍。カラスノエンドウちょうど食べ時~。
三皿目は玉葱と酒粕(寺田本家)のすり流し、カリカリごぼうと菜の花、スギナ添え×自然のまんま
玉葱、じっくり火を通されたんだろうな~水分が飛んで玉葱の凝縮した甘さと酒かすが、ちょうどいいバランスの所で出会ったお味。深い深い味わいでした。
四皿目はお造り×むすひ
わらさに粒マスタード・酒粕(寺田本家)・塩麹が絶妙~。
五皿目は焼き物×にっこにこ
かます幽庵焼き、揚げうど、お土産に持っていったへしこパウダーを菜の花の軸とあえてくださいました~。
六皿目は春の野草天ぷら×五人娘
タケノコ・アシタバ・ユキノシタ
七皿目は酢味噌和え
八皿目は筍ご飯、香の物、味噌汁
先に味をつけて炊いたタケノコを炊き立てのご飯に混ぜて、実山椒の風味が春~。自家製味噌がのお味噌汁がとっても美味しく、細胞まで浸透していきました。
お料理は、作った人の内側がすべて出ます。私にとって『食』はただお腹がいっぱいになればOKでは、やっぱりないなぁ~。心地よくお料理されたものは、細胞まで届く!そんな感じがしています。
高級なお店も行くけれど、それはそこの大将の想いを味わいに行ってます。作り手の心は目には見えないけれど、食材と料理する人の「させていただいている」食材に寄り添う心が相まって、深い美味しさとなるんだろうなぁ~と感じています。
だからこそ、日々ココロとカラダを整える♪
舞宙音さんのお料理も、寺田本家さんのお酒も、寄り添える味の深さを感じました。
大大大大満足~。