発酵料理家たやまさこです。
去年の夏に漬けたふなずしを開けました
本当なら1月に食べ始められるはずが、猛暑にならなかった去年、大雪だった去年。樽からまだ漬かってないよ〜と聞こえる感じがして(笑)
山菜が1ヶ月早く採れる暖かさになって樽を開ける事に。
ふなずしは、春、フナに塩をして
夏の一番暑い時期に炊いたご飯と漬けます。
発酵食品は寒仕込み(寒い季節)が多い中、雑菌が繁殖しやすい真夏に漬けるふなずしは、塩で雑菌にやられないように、そして暑さで一気に発酵させ、冬を迎えます。
恐る恐る開けると、グレーのカビが!モコモコのやつも〜。取り除き中蓋を取ると中は綺麗でした
真ん中はお米もペースト状に
樽の縁や、フナから離れたところは、硬いお米のよう、つぶつぶ感わかります?
ご飯の量とフナのバランスも大事だなぁ〜。
フナの頭も柔らかくなっているにで、しっかり漬かってるようです。
そして切ってみるとこんな感じ
わさびで食べるのもオススメですよー。
お味は?おぉ〜酸っぱい!もう少し深みの味になるには、デンプン質の分解が足りないのかなぁ〜さてどうするんだろう?もう少し試行錯誤が必要ですでも飯は、とっても私好み
ご飯の部分を「飯」メシと書いてイイと言います。この飯は炊きたてのご飯に混ぜるとすし飯のようにお酒の〆にぴったりポイントはちょっとだけ塩を入れる!です。味がしまります。
たくさんの飯は小分けにして冷凍して、ディップやドレッシングに〜。
ふなずしを取り出した樽の周りに!色んな菌がいるんだろうなぁ〜。
顕微鏡が欲しい(笑)
ふなずしを出し終わると、手がツルツルに
手が発酵のいい香りがしてクンクン嗅ぎながら、ニヤニヤしてしまいます(笑)