発酵料理家たやまさこです。
先日、鯖をさばくお手伝いに来てくれてた うまこちゃんが、帰ったら鹿をさばくねん来る?って誘ってくれて、人生初めて、鹿の解体のお手伝いに行って来ました。
後ろ足をもらって、お肉をさばいたことはあるけれど、一頭は初めてで(普通、体験しないことですよね)
残酷なんかなぁ〜。出来るかな〜と思ったけれど、自然界の死はとても綺麗でした。
さばくを英語でdressと言うそうです。
腰のあたりまで剥いだ皮は、まるで高貴なスカートのようでした。
死から生が生み出される✨まるで出産に立ち会ったような感覚✨鹿の死から、お肉をいただき、私たちの命となっていく。頭では分かっていたコトだけど、スーパーに並んでいるお肉や魚も同じはずなのに、生と死がとても遠く鈍感になっていたことに気づきました。
ここからリアルなお話になるので(写真もupされます)、ご興味ある方のみ閲覧してください。
すでに内臓はとってあって、川で冷やされていた鹿を引き上げ
ロープで宙ずりにして、
首にナイフを入れて、皮を剥いでいきます。
ここから超ディープになるので、写真は掲載しませんが、まず後ろ足から、筋膜や筋肉にそって切り、ちょうど人間の股関節の軟骨の周りから外して、最後軟骨を切り離す。それぞれの足を外し、背骨の横にある背ロースを切り外していきました。
毎日、料理をしてるからなのか、鶏をさばくところを見て育ったからなのか、初めて鹿をさばくのに、うまこちゃんがここを切ってとアドバイスをくれるところを、筋肉や筋膜に沿いながら綺麗にお肉を外せました😊
お肉を触っていると、ここにナイフを入れるといいな〜が、なんとなくわかる✨多分昔の方の感覚って、こう言う感じだったんだろうなぁ〜。
自然からの、目には見えない導き✨植物も動物も微生物も全て同じで、人間は土から離れたことで、自然の一部から少し遠くなっちゃったんだろうなぁ〜。
いただいたお肉は、へしこの糠に漬けたり、塩麹、醤、甘酒味噌酒粕漬けにしました。
自然に身を置く、自然に包まれる機会を増やすことで、人も自然界の一部だったことを思い出せると、野菜の声も聴き取れるようになります。
スーパーの野菜達は、主張をあまりしないけれど、畑で元気に育った野菜達は、こうするとこうなるよ!とか😊こうして!とか教えてくれるんです(文章にすると怪しい〜)