発酵料理家たやまさこです。
昨年、みんなで漬けた「へしこ」の樽を開けました~。
三樽あけてみると、香りと、ぬかの味が全く違って、みんなでびっくり!
出来具合の良しあしは、ぬかを落として、中の身をちょっとちぎって、メイラード反応の色、琥珀をもう少し赤くしたような、本来のサバの身とは違う色合いになってると美味しいへしこだそうです。
ちょっと中を身を見てみると、いい感じに漬かってました。
今回、福井から「へしこ博士」の小坂先生をお招きして、午後から講義をしてもらう予定が早く来てくださって、樽を開けるところからレクチャーしていたきました。
皆さんに、持ち帰りのへしこを分けてもらっている間に、ランチの用意~。
キレイなカラフル大根♪これはマキノの水口ファームさんの可愛いお野菜たちをさっとゆでて(ちょっと辛みがあるのでさっとゆでると、甘みが出るので)発酵調味料をつけて召し上がっていただくように♪
ランチは、厚揚げと肉みそのマーボー厚揚げに、隠し味になっとうでぃっぷを入れて、ぐっと旨味を増して。
醸したおから、醸した鹿肉のオーブン焼き、醸した鶏むね肉の鶏ハム、川エビ辣油・醤油麹を添えて。
キノコたっぷりお味噌汁に、新米は高島の深見さんの有機米。一善ずつつけようと思ったら、35人分のお茶碗がなく(笑)おにぎりに~。
参加者の方々が、アツアツと言いながら握ってくださいました。ありがとうございます。
ハーブの家でのイベントは、参加の方々が色々お手伝いしてくださるので、私一人の運営ですが、たくさんの方が参加してくださっても、スムーズに回っております。本当にありがたいです~。
まるで大家族や親せきのように、いやぁ~久しぶりと楽しそうな会話に笑顔。皆さんのhappyで暖かい空気がハーブの家をより心地いいものにしてくれてます。外は雨で寒いのに春のぽかぽか日和のように♪
午後からは、小坂先生の「へしこ」の講義です。
「究極のへしこ講座」へしこの特徴やメカニズムを説明してくださいました。
美味しいへしこを作るポイント、7ヶ月以上の糠漬けが必要なこと(漬かりが浅いとただの塩さば)、30度の暑さにによって、アミノ酸やペプチドを増やす、夏を超すことの大切さ、一番上には塩水を張って、菌にやられないようにする方法や、20%の塩分濃度のお話など。奥が深いです~。
微生物や魚肉の持つ酵素の働きが合わさって、熟成させることでなんとも言えないふくよかな旨味、香り、そして深い色に…。
毎日、薄く切ったへしこを二枚ほど食べると血圧を下げる働きがあることも解明されているそうです。
小坂先生と一緒に来てくださった、角野さん、すごく美味しいへしこを漬けられるそうです。そして福井では、へしこをなれずしにされてるそうで~。
興味津々のお話をたくさん伺って、わぁ~行きたい!と春先、福井へツアー決定です。
今年もサバが不漁で、なかなか手に入らず、へしこワークショップは予定しておりますが、日程が未定となっておりますが、開催したいと思っておりますので、ご興味ある方はイベントチャックしてくださいね。